AIによるいじめの監視はできるのか?
人は犬には犬の特徴、猫には猫の特徴を見出して、認識しています。
例えば、犬と猫の顔の写真を見たときに、それらの画像から犬っぽさを見出せば犬であると判断し、
また、猫っぽさを見出せば猫と判断します。
これをディープラーニングを通じてAIに学習させ続けた結果、
2015年、AIの画像認識の精度は人を超えたと言われています。
さて、
AIの進化は認識→運動→言語の順で行われ、
人と同じ、若しくはそれ以上の認識力が養われていくとされています。
ここで、私が注目しているのは、
AIはいじめを認識できるか?ということ!
今の時代、
大人社会では、ハラスメントとして、
少年少女達の間では、いじめとして、
その行動に注意を払っていますが、
AIは何処までいじめを判断できるようになるのでしょうか?
人と人の間でなら、
例えば、漫才で相方に死ねという時、
友達同士の間で冗談半分でいう時、又は
いじめている相手に言う場合、
ケースに応じてその重みは違ってきます。
もちろん、シチュエーションとして、
メールなのか、
直に会って言うのか、
電話で言うのか、
LINE上の公開グループで言うのか、
によっても変わって来ますよね。
少なくともネットであれば、
公開アカウント上でそのような発言が合った場合、ネット監視会社の監視対象とされますし、
炎上すれば人の目に触れることとなります。
しかし、現状、ネットの監視は、
専門の会社に依頼されている場合に限り、かつ、
ある範囲内において、人の目で行われます。
LINEのような会話形式のコミュニケーションであれば、
AIのディープラーニングにより、
いじめの識別はできると思います。
しかし、マンパフォーマンスの制限により、
監視が行き届いておらず、また、
非公開のグループは監視対象とはされません。
そのため、AIの学習機会は少ないと考えられます。
今後は、AIの学習機会を増やすとともに、
非公開化されているグループ上でも、一定期間ごとにAIによるサーチが行われるようになれば、
少なくともネット上のいじめは監視され、
モラル・リテラシーが向上していくことが期待されます。
今も表には公開されてはいませんが、
AIの進化は続いています。
また、最近は、いじめを報告できる匿名のアプリが開発されているとのこと、
いじめられている方は、
勇気を持って表に発信していきましょう!